自分さえよければいいという、人の為に尽くす生き方を忘れた人は幸せにはなれない
今日は会員の方が、本部で体験されたお話を書いてくださいましたので紹介させて頂きます。
働き詰めで亡くなった500人の男性霊
私は自動車メーカー〇〇〇〇車で28年設計をしてきた人間です。
先日の出来事ですが、私が本部でスマホのバッテリー交換をしてあげていた時のことです。
すぐ近くの窓から「コンコン」と音がしました。風かな?と思ったのですが、先生が誰か来たのではないの?と言い出しました。
神様にお伺いすると玄関に誰か入ってきたとのことです。神様が対話するようにとのことでしたので、部屋に入ってもらいました。
男性の霊で500人の霊だそうです。想いが膨らんで500人が1000澗になっているとの事で、10回の転生の方々でした。
15年前に亡くなって、生きている時は愛知県の刈谷市、豊田市、豊明市などに住んでいた人達でした。もしかして私が勤めている会社の系列で働いていた方ではないかと思い、会社名〇〇〇を告げると、そこで働いていた方々でした。
彼らは自動車の生産台数をどんどん増やしていった時代に、生産ラインで働いていた人達でした。昼夜3交代で、残業もあり、朝から晩まで働き詰めの毎日だったそうです。
まさにロボット以上に働いていたそうです。
私も若いころに、現場のラインの方々は大変だという話を聞いていました。肉体的に非常に過酷なため、定年までは頑張って仕事をするものの定年後に気が緩むとぽっくりと死んでしまう人が多いそうなのです。
私は大変だなとは思っていましたが、そんなに大勢はいないだろうと思っていました。
500人の彼らはまさにその人たちの集まりだったのです。
真っ白な世界に閉じ込めたのは彼ら自身の想念
彼らにいろいろ質問をしました。
亡くなってからは痛いところもなく、辛くはなく疲労感だけはあるそうです。
亡くなって最初の1年~数年間は自宅の仏壇に居て、お供え物を食べていたそうですが、食欲もなく、やることもなく、何をすればよいのだろう?と思うようになったところ、いつのまにか自然に同じような境遇で亡くなった方たちと同じ場所に集まっていたのだそうです。
その場所は不思議なことに何もない真っ白な空間だとの事。かすかに声が聞こえるだけで、何も見えない、聞こえないところだそうです。
本部にはどうして来ることになったのか確認すると、数日前に本部に来た霊たちが「いろいろ話が聞けて良かった」と、話している声が聞こえて来たからみんなで来ることになったそうです。数日前に来た方々は、別のグループ会社〇〇の人たちでした。
彼らに何かを伝えなさいと言われている様な気がしました。
彼らは悪いことはしておらず、家族のために一生懸命働いてきた方々でした。頑張って働いてくれた、会社の大先輩たちです。
なぜ想念が膨大に膨らんで、真っ白な世界に閉じ込められているのだろう?
彼らの想いを知りたくて聞いてみました。
あなたたちは一生懸命働いてやっと定年を迎えて、これから第2の人生を楽しもうとしていた矢先にぽっくりと亡くなったのが無念だったのではないですか?
彼らは「そうだ」と答えました。
想いが伝わったのか、その時点で彼らの想いはだいぶ軽くなって来ていましたが、まだまだ想念が膨らんだ状態でした。
自分のためだけに必死で働くだけの人生だった
彼らは家族のために一生懸命働いて、悪いこともしていないのに、何でこんな所にいなきゃいけないのか納得できないようでした。
そこで彼らに伝えました。
若いころは夜遅くまで体を酷使して働いていました。上司からは株式会社というものは株主のために、利益のために働くものだ、生産台数世界一を目指すんだと言われて、どこの誰かも知らない人のために自分は奴隷のように働いているのか?そんなのおかしくないか?と全然納得していなかった。
生産台数をどんどん増やすことに対しても、排気ガスなどで環境汚染やCO2の排出で温暖化するのでは?などと、自分のやっている仕事は本当に世のため人のためになっているのだろうか?と悩んだことがありました。
ただ、それでも自分の仕事をやらないとお金をもらえないのでしょうがないじゃんと思っていました。
でもそんな考えで生産台数を増やした結果、10年ほど前にいろんな不具合が多発して世間から非常にたたかれた時があり、会社がつぶれそうになったほどです。
そこで、会社の方針が間違っていたことに気づきました。
それ以降は会社の考え方も大きく変わり、現在はお客様の笑顔のために働こうというようになりました。
神様は自分のことだけを考えていてはダメだとおっしゃりたいのだと思います。
あなたたちも自分の生活のことだけ考えて、言われたとおりに車を作るだけだったため、世のため人のためになるように思いながら働くべきだったと思います。
以上のように告げたところ、彼らは納得し、彼らの中のわだかまりが消えたようで想念が非常に小さくなっていました。
そこで、彼らに修行に行ってもらうことにしました。自分の過去世をこれからもう一度振り返ってきてください。
そして自分だけ良ければいいという生き方をしていなかったか見てきてください。
そのような生き方をしていたら反省してください。
そうすればきっとあがないがとれて軽くなって霊界に行けますよ。
彼らは無事に想いが晴れて波動がゼロの状態になって修行に旅立ちました。
生前の想いが幽界の生活場所を決める
なお、修行に旅立ってもらう前に、私から彼らに聞きたいことがあったので少し付き合ってもらいこれまで死後の世界に対して私が疑問に思っていたことを聞いてみました。
- 死んだ後の15年はどうやって年数を数えているのですか?
- →昼夜や季節の移り変わりは感じることができるためそれを数えている。
- 白い世界で15年はめちゃめちゃ長くて苦痛ではないですか?
- →いつのまにか時間が過ぎていた。10日ぐらいの感覚。
後で、神様に死んだ後の時間の流れを聞いてみましたが、難しくて答えにたどり着けず、結局よくわかりませんでした。
ただ、誰もが時間を早く感じる訳ではないようで、生きている時の“時空間”とは違うようでした。
彼らが白い世界にいた理由も神様に確認しましたが
結局、自分の事ばかりで社会に目を向けて来なかったからだそうです。
これまで本部に来た霊たちを振り返ると、ユダヤ教の女性たちは教会のような場所に自然と集まっていたし、私の父(長崎)の友人たちの霊は阿蘇山で集まって暮らしていたし、生前どのような想いで生きていたかが幽界ですごす場所に影響するようでした。
今回の出来事で先輩達の想いを聞く事が出来て良かったと思いました。
これからも世の為、人の為に生きることを心掛けたいと思いました。
2021年2月26日 24時